何を期待して買ったかは忘れました。
とりあえず単語としてインプットさせてみようと選んだ気がします。
『目で見てわかる 身近な単位』(ガリレオ工房、子供の科学編集部 / 誠文堂新光社)
副題は「教科書で出合う単位をすべて調べられる」です。
どんな本?: 理科と算数の資料
誠文堂新光社の「子供の科学★サイエンスブックス」シリーズです。
単位といっても1「個」とか1「本」とか、
そういうレベルの使い分けを教える本ではありません。
小学校の算数や理科の教科書で出会うような単位が載っています。
具体的には次のものに関連する単位です。
長さ、広さ、かさ、重さ、時間、速さ、角度、割合、温度、電気
さらに発展的なものでは「身の回りの単位」として
「dB(音の大きさ)」「dpi(画像の解像度)」「cd(明るさ)」
なども載っています。
大人でも曖昧に覚えている単位もあったりすると思います。
構成
フルカラーで、単位の説明が写真やイラストをふんだんに用いて書かれています。
まず定義が書かれ、身近なものでいうと どんなものがあるのかを載せています。
たとえば、「g(グラム)」は地球上での重さの単位で、キログラムの1/1000。
1円玉は1gで、サッカーボールは約450gで・・・という具合です。
単位に関連したコラムもあります。
例えば時間の単位を並べた後に「丑三つ時とは何か」の説明が書かれていたり。
さらに巻末には換算表と、数の大小の接頭辞が載っています。
換算表は、例えば「寸」や「尺」が何メートルに当たるかなど。
数の大小の接頭辞は、例えば10の6乗が「メガ」、10のマイナス12乗が「ピコ」などです。
ただし10のプラスマイナス24乗までしか載っていません。
子ども向けの本なので、漢字に振り仮名はあります。
単位の読み方も書いてあります。
子どもの反応
小2の息子が読んだのですが、初回は「ふーん」という感じでした。
しばらく経ったある日、たまたま会話の中で電気の単位の話になり、
「単位の本に載ってるよ」ということでまた渡してみました。
確か電気の危険度を考えるときには「ボルト」以外に「アンペア」もあるよ、
という話をしたんだと思います。
その時は最初読んだ時よりも興味が出てきていたのか、真面目に読んでいました。
大人もそうですが、読むのにちょうど良いタイミングというのはありますね。
その時が来ると楽しく読めるというか。
きっかけを逃さないようにしないとですね。
この本と一緒に買った、同じシリーズの
『使って覚える記号図鑑』
はまだ良きタイミングは来ず、相変わらず本棚に控えたままです。
2回目に読んだときは、巻末の数の大小の接頭辞が気に入ったようでした。
小中学生が覚えがちなやつで、
「涅槃寂静」とか「フェムト」とかカッコいいですからね。
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