[本][子育て]統計力クイズ

小学校2年の長男に渡した本。

統計力クイズ: そのデータから何が読みとれるのか?』(涌井 良幸 / 実務教育出版)

長男から「なにかクイズを出してくれ」と言われて、
思いつかなくて自宅の本棚に助けを求めた結果、手に取ったのがこの本。

子ども向けじゃなくて自分用。
正直、年齢的には難しいでしょう。
それでも多少興味は持てたようです。

期待していたクイズは そういうのじゃないと思うけどな

どんな本? 基本、大人向けの統計雑学

全体を通して「数字に関する感覚を身につけたい社会人向け」という印象。

例も子ども向けではありません。
これを書いている今は、ちょうど選挙の時期ですが、こんなのもあります。

 世論調査の結果は信頼できる?
 「選挙の事前調査は本調査をゆがめる」というのはホント?

小2的には「なにそれ?」という感じかなと。

本文にルビも基本ないです。
「膾(なます)」とか、常用漢字外のものにはあります。


構成としては、クイズ形式で繰り返し問題と解説が載っています。
だいたい問題1ページ、解説1〜3ページ。

問題によって選択肢の数は違いますが、基本的に3択などの選択問題です。

帯に「データに惑わされない統計センスが身につく84問!」とあるように
直感に反するような答えも それなりにあります。

解説にはグラフもあるし、数式も出てきます。
文字式のまま式展開するよりは、数値計算の例が多いです。

問題や解説のイメージがつきやすいようにかイラストは多用されているので、
取っ付きやすさはあります。

巻末の付録には確率分布とか中心極限定理とかも一応載っています。
その説明は簡素で一般向けとは言えないです。

子どもの反応

子どもに出したクイズは1問目。

  平均水深がたった5cmの池でも溺れることはある?

「平均」と書かれているところがポイントですね。

その問題だけ口頭でやって、あとは本ごと渡しました。
声をかけるまでのしばらくの間読んでいたので、
なんとなく読めるレベルではあるようです。

世の中には小学校低学年でも高校数学くらいまで進んでいる子もいると思いますが、
息子は今のところ学校の進度プラスアルファくらい。
特別算数や数学が得意なわけではありません。
(小ネタは自分がちょこちょこ仕込んでますが)

たぶんちゃんと理解してないが、なんとなくで読んでます。
それでも統計、平均、確率、相関、分散……
といった言葉に少しでも馴染んでくれたらそれでよしです。

データサイエンス全盛の時代。
統計は今後も基礎として学校教育の中で重視されていく分野でしょうし。

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