昨年、長男が小1のときに買った本です。
大きい書店の医学のコーナーへ行って、息子が自分で選んだ本です。
『王子様のくすり図鑑』(木村美紀 / じほう)
子ども向けの本があるコーナーではなく、
専門書のコーナーにも小学生くらいなら読めるものがたくさんあります。
連れて行って何を手に取るのか観察すると面白いです。
息子はなぜか長いこと医学関係に興味があるようで、
認知症の本を真面目に読んでいたときもありました。
サッカーをやっているのでスポーツ医学を勧めてみたのですが、
今はあまり興味がないようでした。
※ 両親はともに医療とは関係ない職です。
どんな本? まるでゲームの攻略本
あたかもゲームキャラクターの紹介のように、
薬の説明が薬の擬人化イラストとともに書かれています。
たとえば抗菌薬のフロモックスは格闘家っぽく描かれていたり
解熱薬のカロナールはいかにもヒーラー系で描かれていたり。
なんとなく「ファイナルファンタジー タクティクスっぽいな」と思いながら読みました。
風邪、感染症、アレルギーなど、どんな種類の症状に対して
どんな薬が効くかというのも最初の方でイラストとともに書かれています。
たとえばインフルエンザにはタミフルとイナビルが活躍するよ、とか。
インフルエンザウイルスと薬キャラが戦っているイラストが描かれています。
また、数ページですがガチめの文章のみのページがあります。
子どもはおそらく読み飛ばしています。
読みやすさとしては、イラストの周りは漢字にふりがなが振ってありますが、
イラストに付随する細かめの説明のところにはありません。
ところどころ読めないところもあるけど、
全体としては読めるので問題ないかな、というところです。
子どもの反応
自分で選んだ本だけあって熱心に読んでいました。
特に自分がお世話になったことのある薬についてはよく読んでいましたね。
逆に、それ以外で長期記憶に残っているものは少なそうですが。
その時々の知識欲を満たせたという意味では、まあよかったかなと思っています。
薬の知識については親の私より断然あるので、
クイズを出してマウントを取ってくるのが困りものです。
息子は、なぜか小さいころから臓器とか病気とか細菌とかに興味があります。
何がきっかけだったのか不明です。
COVID19の流行で、よく話題として耳にするようになったので
もしかしたらウイルスや医学に興味を持つ子どもが増えているのかもしれないですね。
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