[本紹介]勝てる投資家は、「これ」しかやらない

最近、相場にエントリーする機会を逸し続けています。
書くネタに困りつつあるので、読んだ本の印象に残ったところを書いてみます。

引用だけだとイマイチだし、著作権にも抵触するはずなので、
読みながら連想したことを盛り込みつつ。

今回選んだのは、半年前、1月頃に読んだ本。
『勝てる投資家は、「これ」しかやらない』(上岡 正明 / PHP研究所)

副題を含めると「MBA保有の脳科学者が教える科学的に正しい株式投資術」と長いです。
下記は株じゃなくFXの経験を元に書いていますが。

王道な考え方がコンパクトにまとまっており、良い本だと思います。


プロの投資家ほど、売買の手法は非常にシンプルです。まるで剣術の使い手のように、使い慣れたトレード方法を日々磨き上げ大切にしています

第1章

よく「銀の弾丸は存在しない」とか「聖杯はない」とか言われるやつですね。
隠された絶対的な手法のようなものはないです。

自分にあったトレードスタイルや手法をブラッシュアップしていくのが王道ですね。
無理して複雑な手法、合わない手法を取り入れる必要はありません

わずかな差の違いが、お金や欲がからむと、大きな違いとなって表れてきます。

第3章

勝ち続ける人は特別なことはやってないよ、という文脈での話です。
ルールを徹底することができていれば、それ自体が有象無象のトレーダーとの「差」となります。

奇をてらったことはやらず、基本に忠実に。
ルールを守れないのは、感情的になったとき、
特に損失や欲目が出た時ですね。

これに絡んではアンガーマネジメントについても別記事で書きたいと考えています。

投資に対する考え方が甘い

第4章

個人投資家が勝てない理由として挙げられています。
ワンクリックで稼げるんでしょ?
時間もかからないし、疲れないし、投資やってみよっかなー」
という人への端的で厳しい指摘ですね。

エントリーした後にプレッシャーがかからないような取引は良い取引ですが、
エントリーする前は逆にプレッシャーだらけ。

資金を投じてるわけですからね。
そう書いて投資なわけですからね。

たいていの人は逆になりますね。
エントリーする前は楽観的で、入った後に焦ったり心配になったりする。

「投資=買う」と決めつけている。

第5章

はい。
「エントリーしない」
「待つ」
「見送る」
という選択肢が常にないとダメですね。

むしろ行動として「買う」コマンドよりも「待つ」コマンドが優先順位高くないとです。
機会損失を避けたい欲求に負けます。
資金が無限にあれば別ですけど。
(マルチンゲールとかね)

これについて経験的には、見送ったことを自分で褒めると良いです。

勝つ前に、まず負けないこと

第7章

軽い気持ちで投資をやろうとする人は、むしろ攻めの気持ちが強いのではないかと思います。
だからイマイチな局面でもエントリーしたくなる。
ポジポジ病になる。

でも、スポーツでも安定して強いのはディフェンスが強いチームだったりしますよね。
守備が安定しているから、負けないし、安心して攻められる。

コストとして考える

第7章

損切りした損失額についてです。
これは上手い言い方だと思いました。

ビジネスでは、売り上げだけが手に入るということは少数だと思います。
かならずコストとワンセットです。
その差分が利益なり損失になる。

だから、トータルで見たときに利益になるのであれば、
それは損失ではなくコスト(必要経費)なのです。

物を売りたければ、仕入れるための費用はかかって当たり前と捉えればいいのです。

相場に勝たせてもらっている

終章

本当これ。
思い上がりはよろしくない。

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